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肌が荒れる、かぶれてかゆい、乾燥が気になる。最近、そんな肌のトラブルを訴える女性が増えています。ひどい人はアレルギーを発症することも。アレルギーの専門医院でもある菊池皮膚科医院の院長、菊池新先生に、その原因と予防策、対処法について教えてもらいました。 |
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センセイ、冬はどうしてこんなに肌が乾燥するのですか?
冬は寒いから血管が収縮し、皮膚の血管に血液がいきにくくなります。血液が皮膚の表面にまわってこなければ、水分もまわってきません。それが乾燥する原因です。加えて外気の湿度も下がっています。
部屋では寒いからと暖房を入れるでしょう。気温だけ上げて湿度を加えなければ、ますます乾燥してしまいます。室内の温度を10度上げると湿度は約10%下がってしまいますから、冬の外の湿度が46%くらいだとすると、室内の湿度は30%台になってしまいます。
人の皮膚はだいたい50~55%の湿度があると乾燥しにくいので、加湿器をかけるなどして、なるべく室内の湿度を50%以上に保つことが大切ですね。
でも、オフィスには加湿器がないのですよね……。
肌のためを思えば、自費でも足下で加湿器をかけたいところです。でも、それが不可能なら、あとは、保湿クリームなどで皮膚からの水分蒸発を防ぐしかありませんね。皮膚にある天然保湿成分(セラミドやスクワランなど)が入っている保湿クリームを塗るといいでしょう。
それから、バランスのいい食事を心がけて、ビタミンB群をきちんととるようにしましょう。肌には皮脂腺というのがあって、そこから出る脂は肌に光沢与えたり、潤いを与えるのですが、とくに、ビタミンB2とB6が足りないと、皮脂が毛穴につまってニキビっぽくなったりとか、皮脂が酸性に偏って肌荒れや湿疹を引き起こします。
乾燥だけでなく、肌荒れ、吹き出物、湿疹などの原因にもなるので注意してください。 |
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スキンケアにお金をかけていても、
ビタミンが不足していては意味がないのですね。
そうですね。それから、そのスキンケア法にも問題があることがありますよ。最近は、メイク落としや洗顔石けんの洗浄性能が上がっていて、大切な皮膚まで傷つけてしまうことがあるのです。
ちょっと極端な言い方かも知れませんが、人間というのは垢に包まれて生きています。垢には、汚れの部分もあれば、皮膚の表面にある大切な角質もあります。皮膚の角質は人によって、または、年齢によって、身体の場所によっても厚みが違います。
たとえば足の裏だと厚いけれど、顔だと薄いというように。洗浄力が上がったメイク落としや洗顔料で洗いすぎて、大切な皮膚の表面の角質まで落としてしまっていることが多いのです。それが、乾燥だけでなく、肌荒れ、かぶれの原因になります。 |
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センセイ、もしかして、敏感肌や
アレルギーも洗いすぎが原因なのですか?
それも原因のひとつですね。大切な皮膚の角質まで落としてしまう傾向があり、さらに今は、排気ガスや水道水の塩素、トリハロメタン、食品中の食品添加物など化学物質にふれる機会が多い。アレルギー反応が起きやすくなっているのです。
アレルギーを引き起こしている原因はその人によってまちまちで、たいていは、ひとつだけでなく複数あります。歯の金属アレルギー、化粧品、洗浄剤、シャンプー、リンス、カラーリング剤などもあれば、猫、ほこり、ダニ、シックハウスなどあります。また、ストレスが免疫を狂わせ、さらに症状を悪化させることもあります。
もし、症状がひどくなったらどうしたらいいのですか?
アレルギーを専門にしている皮膚科に行ってアレルギー検査をしてもらいましょう。とくに、原因がわからないかゆみがずっと続く、ステロイド剤などの塗り薬で一度はかゆみが治ったけれどまた再発してしまうなどというときは、生活周辺にいくつかの原因があります。
それが何か、原因をすべて見つけて、生活の中から除いていかないといけません。できれば、ただの肌荒れ、かぶれなどと思わずに、症状が軽いうちに原因を突き止めて、対処することおすすめします。 |
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インタビュー/文 岩村明美 |
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PROFILE
医学博士 菊池皮膚科医院院長 菊池 新先生
元慶応義塾大学医学部皮膚科医局長。1998年5月、菊池皮膚科医院を開設。アメリカ国立衛生研究所での留学経験などを活かし、専門であるアレルギー分野に力を入れて治療を行っている。いくつもの病院をまわったけれど症状はひどくなるばかりというアトピー、アレルギー患者の駆け込み寺的存在でもある。歯科医と連携し、金属アレルギーの研究も行う。著書に『アトピーはもう病気じゃない』『「アトピー」勝利の方程式』(現代書林)などがある。
菊池皮膚科医院 http://www.kikuchi-dermatology.com/ |
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