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多くの女性が憧れるCA(キャビンアテンダント)ですが。櫻田さんが、CAを目指したきっかけを教えてください。
-大学時代は教師になろうとか、ボランティアとして不登校の子どもたちのケアなどをしていたこともあり、心理学を学ぶために大学院に進学しようとか、卒業後の進路については、いろいろ考えていました。
でも、「素敵な女性になれる職業は、何?」
といろいろ模索する中で、CAを目指すことを決めました。
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今のお仕事は?
ご結婚したばかりとうかがいましたが、勤務時間が不規則なお仕事ですと、ご主人のご理解や協力なしには、なかなか難しいと思うのですが、いかがですか?
-1日に3~4便、国内線に乗務しています。勤務時間は不規則で、今朝も午前3時半に起床しましたし、日によっては帰宅が夜遅くなることもあります。
家事は、私がいるときは私がしますが、大体、主人と半分ずつ分担しています。今後も仕事は、続けていきたいと思っていますが、私が働いていることで主人に負担をかけているのではないかと感じることもあります。
というのも、結婚直後、私が仕事を終えて夜10時に帰宅し、その時間から買ってきたものを調理して、晩酌、就寝……。というように不規則な生活を送っていたんですね。そんな日々を送っていたら、主人の体重がものすごく増えてしまって(笑)。
私が働いていることで、夫の健康管理が、ないがしろになっているのではないかと責任を感じました。まずは、「食」をきちんとしようと、2006年12月からマクロビオティック(※)のお料理を習い始めました。
※マクロビオティック【Macrobiotics】:自然との調和を考えた食事法。季節の野菜、穀物が中心のメニュー。近年のロハスブームで世界的に注目されている。 |
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家事と仕事のどちらに重きを置くかは、働く女性に共通する大きな課題ですね。働き続けたいけど、でも家庭も大事にしたいというお気持ち、とてもよくわかります。
-主人は、「好きなようにすればいいから」と言ってくれているので、ありがたいのです。でも、子どもも欲しいですし、両立ができるのか少し不安に思うこともあります。
JALには、客室乗務員経験者を再雇用する制度があって一度航空会社を退職した方が再び訓練を受けてフライトをされています。
CAは「飛び続けたい」という気持ちが強いんです。
10年間のブランクを克服した人や何人もお子様がいて40台後半で復帰した人もいます。
仕事と家庭のバランスの取り方として、そういう人生も素敵だなと思っています。
お仕事のことを少しお聞きしましょう。搭乗されるお客様は、年代も立場もさまざまです。サービスするにあたって、ご自分なりのこだわりは、ありますか?
-ある時、こんなことがありました。機内で、50代ぐらいの女性にお飲み物のご希望をお聞きした時、突然その方が泣き出されてしまったんです。後ろに座っていらした方にうかがうと、息子さんを亡くされた直後だとのこと。
しかも、その日は、満席でご主人と隣同士の席に座ることができず、余計に心細いお気持ちでいらしたようです。ずっと泣いていらっしゃる女性を見て、「せめて」という気持ちで、前の座席の方に協力していただいて、お隣同士で座れるようにして差し上げるのが精一杯でした。
それ以来、お客様は、みなさんが必ずしも「楽しい」という気持ちで、搭乗されているわけではないということを念頭に置くようにして、お客様の発している雰囲気のようなものを察するようにしています。
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櫻田さんの笑顔は、とても素敵ですね。
「いい笑顔の作り方」を教えてください。
-嫌なことがあったりすると、なかなか笑顔が出ないものですよね。私は「寝る」ことで気持ちをリセットできるタイプ。朝には、すっきりと起きて、引きずらないようにしています。
いい笑顔が作れるのは、練習ではなく、心をいい状態に保っていられるかどうかだと思います。
「心をいい状態に保つ」秘訣は?
-日頃は、常に前向きでいられるように、自分自身にポジティブな言葉をかけるようにしています。言葉って大切で、ポジティブな言葉を使うようにしたら、いい事が起きてくると思います。会社に向かう車の中で、「楽しい、楽しい」って自分に言い聞かせたりしています(笑)。「ツキを呼ぶ魔法の言葉」という本が好きで、友人にもプレゼントしているくらいなんですよ。
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女性の職場ならではの、楽しいこと、またはご苦労とかありますか?
-苦労というより、力仕事が必要なときに「大変だな」と感じますね。荷物の上げ下ろしの時など、1人であげられない時もありますし。でも、それ以外にあまり思いつきません。
楽しいことといえば、私たちは、チームを組んで仕事をするのですが、和気あいあいとした感じで、すごく楽しいです。仲間とは仕事で、何日間かを一緒に過ごすので、とても親しい間柄になります。月に10泊ほどのステイがあり、ステイ先では買い物をして、ご飯を食べて、温泉に入ったりして、リフレッシュしています。
同期や先輩をはじめ、CAはみんなアクティブで、すごくパワフル。尊敬できる女性に囲まれているので、いい刺激になっています。英語や手話といった仕事に役立つことを習っている人や、趣味の時間を持っている人など、積極的に自己啓発されている人が多くて、いい影響を受けています。
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機内では、立ちっぱなしのお仕事だと思いますが、
お仕事中、「座る」ことはありますか?その際、気をつけていることは?
-離着陸の時には、乗務員用のシートに座ります。真正面にお客様が座っていらっしゃいますので、膝を開かないようにするとか、座り方には気をつけますね。でも足を横に流した美しい座り方というよりは、踏ん張る感じです。CA用のシートは、座り心地よりもすぐに動けるように、機能・安全面重視なんです。
オフィスでの私たちの仕事は、ブリーフィング(打ち合わせ)で始まって、ブリーフィングで終わるんです。その時は、必ず椅子に座ります。その時の、椅子の座り心地で、「あ、私、はずれだ」みたいな(笑)。高さやクッションの心地よさって気になりますね。
最後に質問です。
あなたにとって「イイオンナノ条件」とは?
-早く年齢を重ねて、50歳ぐらいになって、目尻にいっぱいしわを作って、何をやっても動じないような女性がかっこいいし、素敵だと思います。でも、イイ女なんてまだまだ。これから、時間をかけてイイ女を目指してがんばりたいです。 |
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インタビュー/文 川崎あゆみ |
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PROFILE
櫻田 陽子さん
日本航空
客室乗務員
大学を卒業後、2001年入社。キャビンアテンダントとして主に国内線で活躍している。2005年8月、自営業の夫と結婚。趣味は、仕事の間にマクロビオティックの料理を習うこと。健康についての関心が高く、職場には、こだわりのオリジナルブレンドの“Myお茶”を持参するほど。
日本航空
http://www.jal.co.jp/ |
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